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2003年11月

2003年11月 2日 (日)

酒とたばこと音楽と

新潟日報(01.6.1)「晴雨計」というコラムに書いたものです。
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高校時代から、父の吸っている「ハイライト」を時々失敬しては吸っていた。三十代の頃は、夜、演奏の仕事を終えて家に戻り、徹夜で編曲することなど日常茶飯事。

夜明けに気がつくと、灰皿には煙草の吸い殻が山になっていた。もともと血圧が高めで血管も細いほうなので、喫煙には向いてなかったと思う。細かい譜面を書くことが多いので、眼が疲れて肩こりもひどかった。

七、八年前のある日、風邪をひき、喉が痛かったので、1日吸わなかった。
翌朝、起きて驚いた。肩こりは消え、指先まで血が通うのを感じ取れるほど体調が良い。

煙草を吸わないことのメリットを体で自覚した。それ以来、吸った時の開放感?を取るか、吸わない時の体調の良さを取るかを、自問自答することによって無理なく吸わないでいられる。

家族に吸う人がいると、禁煙できない人とか、禁煙した途端に他人の煙草の煙を異常に嫌うような人は、かえってストレスがたまるので吸っていたほが良い。

ちなみに、私の家族は私と長男は吸わないが、妻も二男も吸う。たかが嗜好品、自分で吸うも良し、吸わないも良し、他人は関係ないのだ。

酒も中学時代から、仲間と家で飲んだ記憶がある。
二十代の頃は、新宿・歌舞伎町のピアノバーで毎晩演奏していた。ピアノの上には、お客さんが差し入れてくれたウイスキーのグラスが沢山並んだ。仕事中は、やはり「酔わないように」と思っているので、いくら飲んでも酔わなかった。

しかし、このような生活を続けるうちに、胃がもたれるよになり病気への恐怖感を持った。そこで、仕事場では「飲めない人」に成りすました。この習慣は今も変わっていない。

一方、酒の効用を実感したこともある。あるステージで、極度の緊張感に襲われたが、休憩時間に一杯の水割りを飲むと、心身ともに楽になり、次のステージには立ち直れた。
「酒も煙草も適度に」とはなかなかいかない。

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