言葉の聞こえ方には注意 (その2)
これまた昔の話だが忘れられない冗談のような本当の話なのでここに記しておこう。
私が20代後半の頃、トラで歌舞伎町の変な店にピアノを弾きに行った時の話。(トラとはエキストラのことでレギュラー・ピアニストの代理)
その店のいかにもオカマの兄さんが「お客さんがいないので歌の練習をさせて下さい」とのこと、早速、彼は譜面を持って来たのだが私の苦手な歌謡曲ではないか。(彼は歌謡曲教室に通っていて、どうやら歌手を目指していたようだ)
知らない曲なので私は「この曲はどういうリズムですか」とたずねると、その兄さん譜面左上の鉛筆書きを指さして「先生がこれで伴奏してもらいなさいと言ってました」とマジに言っている。
そこには何と!「AとBと」と書いてある。
この時、私の顔は真っ青になっていたに違いない。
「エイとビーと」すなわち「8ビート」・・・・ウ~気絶する!と日記には書いておこう。
最近のコメント