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2004年2月10日 (火)

近近両用?

41歳の夏、かなり強い近視のうえに、左目網膜の静脈が何カ所も切れた。(網膜静脈閉塞症といって糖尿病の人もなることが多い)
レーザー治療をしたが、視力は極端に低下してしまった。

その夏、晴海からサイパン、グアムを回る九日間のクルーズの仕事があった。乗ったのはオリエントビーナス号という豪華客船。

船室は二人部屋で、クラリネット奏者の花岡詠二さんと同室になった。長年の付き合いで気心は知れているが、朝などはお互いに起こさないよう気を使うものだ。
そんなこともあり、私は毎朝早起きをして、甲板にあるプールサイドで終日、日光浴をしていた。

海の上では、風が涼しくのども渇かず快適だったので、水分を取ることをすっかり忘れていた。今思えばこれがいけなかったようで、旅を終え晴海に着くと、左目で見える景色は暗くもやがかかっていた。

私の視力はそもそも0.0・・という、ど近眼で左目の方が幾分右目よりよかったのだが、その左目がちゃんと見えなくなったから当初はどうしようかと悩んだものであります。

まあ、頭の血管が詰まったんじゃなくて「不幸中の幸い」などと自分を慰めておりますが、「右目も切れないという保障はありませんよ」なーんて医者に言われるとドキドキ・・。

このようなガチャ目に近年は老眼がきてますからメガネのレンズもお高いのであります。よく遠近両用などと申しますが私のメガネは近近両用、つまり普通の近視とちょっと近視両用ということになります。

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