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2005年5月 9日 (月)

好きこそものの上手なれ

私が生まれて間もないころ、ポリオ(小児まひ)にかかり、右足が動かなくなった話はこのページの最初に書いた。
小学校1年生から3年生までの間、担任の渡辺先生にはそのこと(ポリオのこと)で大変気遣ってもらった。

小学校に入学した頃は音楽が大の苦手だったが、夏休みに父の手ほどきでハーモニカが吹けるようになったことがきっかけとなって音楽に目覚めた。

小学校を卒業する頃には自分で言うのも何だがハーモニカやアコーディオンをかなり弾きこなしているつもりだった。そして卒業式の日、渡辺先生に私の演奏を録音したテープを手渡した。(テープとってもカセットではなくオープンリール用のものだった)

それから38年経った今、そのテープを先生が探し出してわざわざ業者に頼んでCDに焼いてもらって送って下さった。小学校6年生の今も変わらない下手な字で「タネ先生へ」「タネ先生へ送ります。 67.3.23 小林洋」 というテープの箱に書いてあった言葉のコピーも一緒に送られてきた。

さて、その音を聴いてたまげた。・・・・・・
はっきり言って音楽の拍子感覚、和音感覚が欠如しており、気分だけのものであった。それに比べると38年経った今の私の音楽活動は奇跡的であります。よくぞここまで・・・という感想である。
好きこそものの上手なれ、とはよく言ったもんだ。

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