朝青龍の涙
大相撲九州場所14日目の11月26日、福岡国際センターで横綱朝青龍が7場所連続15度目の優勝を果たした。(7連覇と年6場所完全制覇は史上初)
年間勝ち星を83とし、78年に北の湖が作った82勝の最多記録を27年ぶりに更新した。
魁皇を破って勝ち名乗りを受けようとした瞬間、朝青龍の顔がぐしゃぐしゃにゆがんだ。うつむいたまま35本の懸賞を両手で受け取った横綱の目に涙が浮かんだ。
涙の理由は観客のほとんどが地元出身の魁皇を応援して「魁皇!、魁皇!」と騒ぐ中(かなり孤独感を感じてたらしい)、たった一人応援してくれてる人が目について、それが嬉しかったそうだ。(結果、そんな中で3大記録を打ち立てた。)
ミュージシャンもお客さん全員が聴いてくれる仕事ばかりではなく、ガヤガヤ喋ってる中で演奏するのはさすがに集中できない。
しかし朝青龍じゃないけどそんな中で一人だけでも一生懸命聴いてくれるお客さんがいるかもしれない。その一人のお客さんにいい音を出さなければならないと常日頃思っているのであります。
これぞミュージシャン・シップであります。ジャジャーン!
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