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2006年7月 9日 (日)

サクラちゃんのお通夜

今日、新潟から戻る新幹線の中で私と入れ違いに秋田に向かう新幹線の家内からメールが届いた。

それは一週間ほど前から子宮蓄膿症で入院中の愛犬サクラの(リスクの大きい)手術を今日すると獣医から連絡がきたとのこと。

東京に着いた私は早速、手術直前のサクラに会いに行った。あんなに良く食べる犬が全然食べなくなってしまって元気もなさそうだったが、「頑張って手術が終わったら、おうち帰ろう!」などと声をかけて頭を撫でてやった。

しかし2時間半後に先生から電話があり手術後、心肺停止で蘇生を試みたが戻らなかったとのこと。今回は高齢での手術ということが大きなリスクであり決断が難しかった。しかし手術をしなかったら苦しんで死ぬのを待つ運命だったかもしれない。

さすがに十数年、一緒に暮らしてきた犬だけに悲しい。
話しかけると首をかしげる姿。毎晩、私達の布団の足元から聞こえてくるサクラの寝息の音。散歩の時の大きなお尻を振って歩く姿。寝室が好きで、私が寝室に行くときは必ず階段を駆け上ってついてくる姿。子供を産んだとき、子供にお乳を吸われすぎて栄養失調をおこし、死にかけたサクラを元旦から家内と一緒に病院に連れてった事。いろんな思い出が蘇ってくる。

残念ながら明日の午後には荼毘に付すので二日後に戻る家内はお別れできないのだ。

サクラちゃんがお骨になってしまうのだと思うと、耳の後ろや背中を撫でた感触を忘れたくない気持ちが募ってきて、夜中まで何度も何度も撫でてやった。

今、こうして書いてる私の足元で静かに眠るサクラちゃんに心から「有り難う」を言いたい。

・・・・・・・・・・やがて夜も明け、午後には白い移動火葬車がやって来た。
サクラちゃんは一時間ほどでお骨になり、人を火葬したときと同じようにお骨あげをしてあげた。
火葬してくださった人(本職はお坊さんだそうだ)の話ではお骨に混じった黒いものを指さしてガンではないかと言っていた。また緑色のかたまりをさして、「これは薬ですよ。相当、お薬使ったんですね」とも言っていた。

骨壺に収まったサクラちゃんに私のホームページからプリントしたサクラちゃんの写真を添えてお葬式をしてあげた。

その晩、私が寝るとき、サクラが大好きだった寝室にお骨を運んであげた。

・・・・・・・翌日、病院から入院するときにつけていった赤い散歩ひもが送られてきた。
私はもう使われることのないその赤いひもを手にしたとき、涙が止まらなかった。

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