お葬式
私の尊敬するジャズピアニスト、アレンジャーの小川俊彦さんが亡くなられた。
1/22に入院して4/22の午前3時33分に亡くなったそうだ。
今日、告別式があり行ってきた。出棺のとき喪主である奥さんの挨拶があり参列者の涙を誘った。
小川さんは「頑固な人で生きるのが下手な人でした」と奥さんが話し始めた。
「歯に衣着せぬ物言いで誤解されたことも多かったと思います。あの小さな手で美しいサウンドを死ぬまで追求していました。とても研究熱心で入院しているときも前向きに音楽のことを考えていました。どうか彼のサウンドをいつまでも忘れないでください。・・・・」
こんな風に音楽に対する気持ちを奥さんに理解してもらっていた小川さんは幸せな人であります。ちなみに奥様も元ボーカリストでワタクシと同じ組み合わせの夫婦であります。
この話を家に帰って家内に報告したところ「アナタが死んだら私も同じ事言ってあげる。でも私のほうが先に逝くかも・・・」だんだん話がお笑いムードになってきてしまった。
歯に衣着せぬ物言いといえば小川さんの名言?。 ある仕事で生意気なボーカリストに遭遇したおりに「私を誰だと思ってるんですかねえ。昨日死んでおけば良かった」まさか本人に向かって言ったわけではないでしょうけど・・・・
ある録音の仕事でご一緒したとき。「私がピアノを弾いたところで、上手いピアノ弾きはいるし指揮をしたところで、上手い指揮者もいることだから、ここにいる必要もないでしょう」ホントは早く家に帰って酒が飲みたかったに違いない。とにかく酒の好きな人でした。
小川さん、後年は好きなお酒を我慢なさってたけど、これからは天国で好きなだけ飲んでください。と日記には書いておこう。
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