五つの銅貨
数年振りに「五つの銅貨」を見た。この映画は私自身とオーバーラップするところが多い。
子供がポリオにかかる=私も生まれてまもなく軽度ではあったがポリオにかかった。
子供が病気になった事への親としての自責の思い=私がポリオを理由に運動会を休んだ時の母の涙。
演奏から遠ざかってしまったミュージシャンの複雑な思い=昔は毎日同じ店で演奏する仕事が多かったため、そのお店がクローズしてしまうとしばらく演奏する仕事に有り付けない事があった。そんな時は毎日、新聞の求人広告をながめは見るものの私に出来そうな仕事はそんなになかった記憶がある。
また楽器から遠ざかると当然楽器をあやつる能力が衰えてしまう。これを元に戻すのはリハビリのようなものだ。
ミュージシャンの友情=どこの国のミュージシャンであれ、トップミュージシャンは別にして生活は楽ではない。ラストシーンで復帰した主役にサッチモがお祝いに駆けつけるシーンなど嬉しいかぎりだ。
話は変わって私がいつも一緒に演奏している光井章夫さんが5月くらいに脳梗塞を患って左手左足が不自由になってしまった。
五つの銅貨の中で何度も繰り返される「インディアナ」、「ビル・ベイリー」、「君去りし後」などのメロディーは光井さんも良く演奏するナンバーなのでこれまた主人公と光井さんがオーバーラップしてしまった。この映画のラストシーンのように一日も早い復帰を願うばかりだ・・・・と日記には書いておこう。
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