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ピアノはそれ自体の音だけでなく置く部屋との相性で響きが変わってしまう。
せっかく気に入って買ったピアノも家に運んで弾いてみたらイメージが違った。なんて事もあるわけだが返品して違うのを持ってきてもらうわけにも行かない。これは正に賭けである。
昭和53年3月に買った私のピアノも思ったより堅い音色でタッチも軽かった。特にタッチはスタンウェイの軽さを追求したのかバネの力でハンマーを軽くするような構造で不自然な軽さがあった。(軽いといっても実際の鍵盤の重さではなく指の感触である)
当時、仕事場のほとんどのピアノは調律、調整がひどくベースやドラムと一緒に音を出すと負けてしまうことが多かった。そうなると私自身のタッチをある程度強くしておかなければならなかった。
そこで私のピアノのバネを外してもらったのだが元々バネがあってバランスをとる設計だったので今度は不自然に重いタッチの弾きにくいピアノになってしまった。
軽いよりは重い方がトレーニングになると思い、以来30年近く弾いてきた。しかし最近は演奏場所のピアノのコンディションも良いところが多くなり私の繊細さに欠けたタッチが気になるようになってきた。
私のピアノはディアパーソンという職人気質のメーカーのもの。途中で会社がカワイに吸収されたので二代目の調律師からはカワイの人が来てくれていた。何度もタッチの事で相談したが結局改善されず、むしろカワイのピアノに買い換えることを薦められた。
それが最近世話になっているフリーの調律師に見てもらったらまずオーバーホールを要するということでやってもらったのだが、ホコリの多かったこと。あれはもしかして30年分のホコリだったのかもしれない。
事情を説明して今の調律師にバネを元に戻してもらったのだが、やはり軽い。仕方がないのでバネのついた状態で鍵盤に重りを埋め込んでもらうようにピアノ修理の専門家を紹介してもらった。
後日その専門家が来てくれてちょっとハンマーのあたりを調整してくれてだけで、やや重めではあるが、今までにこのピアノでは感じたことのない弾きやすいタッチになっていた。聞けば「打弦距離」を調整したのだそうだ。彼曰く「まだまだこのピアノは健在です」
再度、調律師に来てもらって打弦距離の調整をしてもらい30年間あきらめていた私のピアノが生まれ変わったのだ。調律や修理の人のピアノに対する気持ちに感動した次第。
今更ながらマイ・ピアノと自信を持って言える。こんな嬉しいことはない。・・・・と日記には書いておこう。
日常使ってる物をよく見ると日本製よりもMADE IN CHINA、KOREA、TAIWAN、など外国で作られたものが多い。特に子供の頃はアメリカ製っていうだけで格好いいと思っていた。
最近は政治、教育、犯罪、あらゆることが乱れている日本であるが私が日本人であることに変わりはない。
金色のベルトに黒い文字盤の腕時計を探していたらクオーツではなく、昔よくあった自動巻の物を見つけた。これが何とベルトの裏側に「SEIKO・5 JAPAN」とでっかく書いてあるのだ。アメリカに輸出用のモデルで時計本体の数カ所にも「JAPAN」の文字が目立つ。
昔はある意味で「JAPAN」の文字がダサイと思っていたのだが最近は逆に「MADE IN JAPAN」が嬉しい心境である。
中学に入って初めて腕時計を買ってもらった時、腕にしてみると意外に重かった事、そして、ちょっと大人になった気がした事を思い出す。・・・・と日記には書いておこう。
あなたは何年生まれ?何月?じゃあ早生まれだから学年は一緒だけど年は私の方が・・・などという会話をよく耳にする。
やたらその年の差で上に立ちたがる人、へりくだる人、また年齢を隠す人、年齢をごまかす人、いろいろおりますが、苦労して生きても楽して生きても、まじめに生きても不真面目に生きても、時は勝手に過ぎていくものです。どう生きてきたか、どう生きるか、問題は中身。
先日、ある女性のお客さんと話す機会があり、「お元気ですか」と訊くと「元気ですけど来年もう還暦なんですよ」。
この女性は私のよく知るお客さんの奥さんで旦那さんの会社を手伝って忙しい毎日を送ってる人だ。女性の口から自分が還暦を迎えるなんて事をいえるのは生きてきた年月に誇りをもっているという事ではないだろうか。
同じようなことで彼氏がいるのに女性はよく「彼氏なんていません」ていいますが「もちろん、いますよ」って言える女性のほうが魅力的だ・・・と日記には書いておこう。
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