勝ち負け
毎日テレビをつければオリンピック。
いつもオリンピックが始まると思うのが「勝ち負け」という言葉。
もはや人の能力の差を人では判定できない100分の1秒の世界をデジタル器で計って勝ち負けを決めているわけだ。
柔道なんかも本来の武道という見方からスポーツ競技として見た場合では勝ち負けの判定がかなり変わってきたようだ。
柔道、レスリング、体操、等々、試合時間以外は器械で判定できない種目となると人間の目に頼るしかない。しかし人間はどうしても主観が入る可能性が高いので判定の仕方も議論され頻繁に変化しているらしい。
子供の頃良く見ていたプロレスなら明らかな反則、スリーカウント、ギブアップなどで勝敗が分かりやすくて良かった。
ところがオリンピックを見てると何で今のが反則なの?とか自分のところにポイントが入ったと思ったら相手に入っていて気がついたら相手が勝っていた。なんて事もある。
人間はやはり競うことによって頑張れる動物なんだとつくづく思うのであります。マラソンなんかもタイムの事だけ考えて一人で走るのと戦う相手がいて駆け引きをしながら走るのとでは全然違うものなんだろうと思う。
体操とかフィギアースケートのように美しさを競うものを判定するのも人間。その人間の見方で判定が変わらない訳がない。だから判定の基準として技のメニューが用意されていて、それらを入れなければポイントがもらえないとかマイナス方式を使った採点方式が多くなるのであろう。
話は変わって音楽の世界もコンクールがあって、そのコンクールで優勝するといわゆる「箔が付く」というやつで有名演奏家になっていくわけだ。その判定もジャッジの主観で決めるのだから????という感じである。
私は闘争心がないという人がいるけれど心の奥にホントは負けたくない、だから勝負したくないという裏返しの場合もあるとも思える。
私も勝ち負けが出る事が嫌いで音楽の場合だったら「One & Only」が好きだ。という事は私は負けず嫌いなのかなぁ。と改めて思うのであります。
・・・・やっぱり勝ち負けか。と日記には書いておこう。
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