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2009年6月17日 (水)

ピアノフォルテ!

全盲のピアニスト辻井伸行さん(20)が米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人で初めて優勝したというニュースを見た。

少し前になるが日曜朝のテレビ番組「題名のない音楽会」で指揮者の佐渡裕さんが辻井さんを紹介していたような気がする。

早速ファイナル演奏の動画を観た(聴いた)のだが彼の演奏を聴いて恥ずかしながらピアノってこんなに美しい音がするんだという事と同時にピアノって小さなオーケストラと言われるが如く強弱が自在なんだと言う事も改めて感じた次第。

現在は単にピアノと呼ばれているが元はピアノフォルテとかフォルテピアノというふうにチェンバロなどに比べてピアノからフォルテまでダイナミックスつけられる鍵盤楽器として画期的な発明だった訳だ。

それと弾いてるとは思えない彼の上半身の不動さ。他のピアニストはピアノを操ろうとしてる感じがするのだが彼はもはや腕や指が鍵盤と一体になってる感じがした。とかいってクラシックピアノを習った事もない私なんぞが言えることではありませんが。

更についでといっては何だがアメリカのウェブサイトのピアノのライブ録音の良さにも感動。

話を辻井さんに戻すと生まれたときから全盲だったという事で我々健常者には分からない苦労の連続だったに違いない。

私の所にも数年前、当時25歳くらいの全盲の男性がジャズピアノのレッスンに来ていた。彼も絶対音感があり世の中の音は(眼は見えなくとも)すべて見えていた。

ある日「先生、昨晩FMを聴いてたらジャズピアニストの小曽根真さんがこんなコードで弾いてたんですけど、どうなってるんですか?グジャグジャグジャ!」・・・・私でも一回聴いただけじゃ分からないような音の積み重ねを当たり前のように聴き取って質問されて困った経験がある。

そこで私は「君は音がすべて見えてるから良いけど、私は音が良く見えないで音楽やってるんだから・・・・」こんなんで先生してて良いのかなぁ~と日記には書いておこう。

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