落語とジャズ
先日(9/9)古今亭志ん彌師匠の司会進行で古今亭志ん公さんの落語、私たち(小林桂+小林洋)、もちろん志ん彌師匠の落語というコラボ・ライブが行われた。
寄席まで落語を聞きに行くことはあってもまさか同じステージで噺家さんとトークを交えながらライブをするなど私にとっては嬉しいというかちょっと緊張なんかしたりして・・・・
最終的には楽しく仕事を終えることができた。師匠がステージ(高座)に上がるまで「何をやろうか」「まぁ上がってから様子見て決めよう」とぼやいていたのが印象的だった。(ジャズマンと同じ)
師匠曰くジャズは気分で(アドリブを)伸ばしたり縮めたり出来るから良いけど落語は途中で止めるわけにいかないから困るとのこと。(なるほど)
しかし音楽の場合、落語の下げのようにプツンと終われない。(羨ましい)
某レコード会社、落語担当のディレクターが「落語ってなんで噺の終わり方が尻切れトンボみたいに終わるんですかネ~」(絶望的)
また落語のマクラから噺に入った瞬間とエロル・ガーナーの何が始まるかわからないイントロからテーマに入った瞬間の気持ち良さとが同じに感じるのは私だけ?
やっぱり落語はいいね。芸のない芸人(を名乗ってる者)が多い中、話芸で観衆を引きつけられる本当の芸人。私は心から尊敬します。
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ご無沙汰しております。
最近はジャズ・ライブのほか、新宿や浅草などの寄席に出没しております。
先月、とうとう新宿末廣亭友の会に入会してしまいました。
落語って同じ演目でも噺家さんによって笑いどころや下げが違ったり、同じ噺家さんが同じ演目を同じようにやってもウケたりウケなかったりしますよね。
同じ曲でも演奏者や場所(&客層)によって印象が変わるジャズと似ているなぁと思いました。
ジャズも落語も生が一番!!ですね。
投稿: motoP | 2012年9月12日 (水) 13:02