久々の映画鑑賞
先日、家内と新宿の映画館で「ストックホルムでワルツを」を鑑賞。入場券を買うときに「シニア」といったら年齢確認の必要もなく一人1,100円で観ることができた。つまり私の見た目が疑いもなく還暦を過ぎていると認識されたということであります。
それはさて置きシングルマザーで子育てしながらのボーカリストの生活。子を持つミュージシャンなら誰しも感じたことのある場面があり昔を思い出した次第。
映画の中で主役のモニカ・ゼタールンドが尊敬するエラ・フィッツジェラルドに歌を聴いてもらう場面。「人の真似をしないで自分の歌を歌え」と言われる。
昔、いわゆる黒っぽいプレーを好む日本人サックス・プレイヤーがアメリカに渡り、黒人のプレイヤーに聴いてもらった時の話。ロリンズならこう吹く、コルトレ-ンならこう吹くといってソックリにプレーしてみせた後「俺は黒人の音楽をやるが君は何故黄色人種の音楽をやらないのだ」と言われたそうだ。
故笈田敏夫さんがレコーディングでアメリカに行った時の話。カッコつけてブルージーな節をつけて歌うとアメリカのミュージシャン達が皆嫌な顔をしたそうだ。次のテイクでストレートに歌ってみると皆笑顔になったと話してくれたのを思い出した。
スタイルは様々だが日本人の感性で素直に音楽を続けたいものだ・・・・と日記には書いておこう。
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