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2016年10月

2016年10月23日 (日)

母にやっと会えた

「今から行くから部屋にいてよ」と電話しても3分後には忘れてホームの友達と何処かに出かけてしまう事が度々。

先日もダメ元で家内と母のところに行ってみたが案の定不在。しばらく部屋で待つこと2時間ほど。

夕食時間の少し前になって戻って来たのでほっとした。

夕食を食べ終えたら恐らく息子と嫁が会いに来たことも覚えてないと思うとちょっぴりさみしいが一緒にいる間は楽しく話が出来るので救われる。

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母の部屋のテーブルの下に無造作に若いときの写真が置いてあったのでスマホで撮ってきた。

母曰く 「あんたは母親似だから幸せなんだ」とのこと・・・と日記には書いておこう。

2016年10月15日 (土)

久々の映画鑑賞

「シーモアさんと、大人のための人生入門」を家内と渋谷の小さな映画館で観てきた。

音楽の演奏を職業としている誰もが感じたこと、感じていることを89歳のシーモア・バーンスタイン(ピアノ教師)さんが静かに語っている。

彼は名ピアニストでありながら50歳でコンサート・ピアニストとしての活動を止め、以後の人生を「教える」ことに捧げてきた。

商業主義の音楽、宗教と音楽と楽譜の価値、緊張すること、姿勢のこと、呼吸のこと、等々音楽を深く深くを愛している彼の言葉に何度も涙が出た。

グレン・グールドの演奏(映画の中でもかなり長い演奏シーンが流れる)に対してシーモアさん曰く「彼がバッハを弾くとバッハではなく彼そのものになってしまう」という作曲者に対する敬意を払ったコメントが面白い。ということは見方を変るならばグレン・グールドはジャズだ。(私の意見ですが)

そもそも、この映画はイーサン・ホークという俳優が行き詰まりを感じて悩んでいた時にシーモアさんと出会い、彼の演奏と生き方に感銘を受けて作ったドキュメンタリー映画。

もう一度観たい映画だ。そして映画なのにピアノの音が素晴らしい。

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この映画を観て思い出したことがある。私が昔一緒に演奏していた素晴らしいプレイヤーで「弾けば弾くほど人前で演奏したくなくなった」ということで演奏活動を止めてしまった仲間の事。

彼は後年教えることが本職で演奏は仕事ではないと言っていた(映画の中でも同じことをシーモアさんが語ってる)が、その彼も肉体的に演奏が困難になったのが理由なのか自ら命を絶ってしまった。

私が活動を始めてから40年ほど、演奏家を取り巻く状況はあまりにも変わってしまって考えることが多い今日この頃。シーモアさんの数々の言葉に癒された・・・・・・・・と日記には書いておこう。

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