ジャムセッション!
近年ライブハウスではジャムセッションの日としてプロアマ問わず楽器や歌ったりするお客さんと一緒に出たとこ勝負的に演奏する日を設けてるお店が多い。
先日、仲間のミュージシャンに誘われてジャムセッションのサポート役(セッション・リーダーと言うらしい)で演奏してきた。恐らく私の音楽人生で初めての体験かもしれない。
ジャムセッションとなると当然選曲が問題になる訳で今時のジャムセッションではどんな曲が良く演奏されてるのかも知らないので本音はちょっと緊張した。
若い頃、「若いミュージシャンは曲を知らないから駄目だ」と先輩に言われてきたが、そういう先輩も若い時は知らなかった訳だから楽譜を渡して「これを覚えておけ」と言ってくれた方がはるかに効率的だと思っていた。
同世代のミュージシャン同士だって当然知ってると思っても互いにやってない事だって多々ある。
昔はジャズを譜面を見てやったらカッコ悪いみたいな風潮があったが流れの中で何処かしらいい加減な箇所や探り合う箇所があったと思う。そんな時間をうまくやれる事がプロ?なのかな?
昔、歌の伴奏で知らないバースをやるのにコードネームだけ書いたメモを渡された時には参った。インテンポならまだしもルバートで出来る訳がない。音符が書いてあっても伸び縮みが複雑ならポイントになる箇所の歌詞を書いておいてほしいぐらいだ。
歌の伴奏は耳で聴きながら音を出すのは当然だが目でもメロディーとコードの関係を見ながら音を出したい。
歌のエンディングは楽器と違い歌詞があり、適当にはできない訳だから簡単なものでも複雑なものでも譜面に書いておくべきなのだ。
ある先輩ミュージシャンで歌の伴奏をする時、歌手に「キーは何?」ってきいて何でも伴奏できる事を誇りに思ってる人がいた。
その先輩とある歌手の伴奏をする機会があり、彼女の出した譜面を見るときちんとしたエンディングが書いてあった。
演奏が終わりに近づいた頃、私は先輩に向かって「エンディングみて下さい!」と言った。それ以来その先輩から仕事を頼まれることはなくなった。・・・・・・と日記には書いておこう。
最近のコメント